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サードパーティCookie [パソコン]

インターネットのサービスを無料で利用できるのは、Google等の多数の企業が広告収入で成り立っているためで、サードパーティCookieはより効率的にターゲティング広告を表示するために開発されたものです。
Cookieとは、Webサーバーとブラウザの間でデータをやりとりする仕組みの1つで、Webサイトの情報をブラウザに保存できます。たとえば、ログイン状態の維持や検索条件の保存、カート情報の維持などです。
その中の一つ、サードパーティCookieはユーザーの閲覧を追跡記録でき、解析ツールや広告を配信したりするのに使われてきました。
しかしその結果個人データが何千もの企業で共有されることになり、これがネットの信頼の低下につながったとして、Googleは2020年1月にサードパーティCookieのサポートを終了しよりプライバシーを守れる代替技術を提供する計画を発表していました。そしていよいよ、その新機能の提供が4月からChromeブラウザで開始されるそうです。
新しい技術では“他のプロバイダーのように”サードパーティCookieの代わりにユーザーを一意に識別するような識別子を使うことはしない“とGoogleは強調しています。Googleが採用するのは、プライバシーサンドボックスをベースとするFLoC(Federated Learning of Cohorts、群れの連合学習)と呼ぶAPIです。同じような関心を持つ人たちを匿名でグループ化して広告を配信するシステムだそうです。
ブラウザ上に表示される広告や内容から、自分の趣味・嗜好が知らないところで分析されている事に不安や嫌悪を感じた経験を持つ方も多いですよね。
2018年にEUで施行された一般データ保護規制(GDPR)以降各国でCookieの取り扱いがより厳密に規定され、日本でも「個人情報の保護に関する法律等の一部を改正する法律案」が2020年6月12日に公布されたりと、個人データの利用に関しての規制が厳しくなってきてます。
この流れで本当に安心してネットが使えるようになるといいですね。


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