SSブログ

海底ケーブル [注目ワード]

1月15日のトンガ沖の海底火山噴火では、トンガの住民と国外との連絡が数日間にわたってほとんど途絶えたままでした。 
トンガと国外をつなぐ海底の872キロの光ファイバーケーブルが破損したためだそうです。 
海底ケーブルは1850年代に英仏を結ぶドーバー海峡間に敷設されたものが世界最初とされています。長らく銅の同軸線が使われていましたが、1980年代後半には現在の光ファイバーが導入されました。 2021年現在、世界の海底には447本の海底ケーブルが張り巡らされているそうです。かつて海底ケーブルの建設は通信事業者が担っていましたが、最近の海底ケーブルでは、GAFAMを始めとしたコンテンツ事業者が投資するようになっています。
現在、地球上のデータのやりとりの約95%は海底ケーブルを通して行われているそうですが、災害や有事のリスクなどに備えて、衛星通信等の通信手段の多様化が急がれますね。


nice!(0) 

nice! 0