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ネットでの誹謗中傷 [注目ワード]

「プロバイダ責任制限法」の改正法が2022年10月1日に施行されました。
SNS上などで、誹謗中傷表現がなされた場合、現行の手続では発信者の特定のためには3度の裁判手続が必要でした。
しかも発信者が開示されることは少なく、裁判手続に長い時間がかかることでさらに発信者の特定が困難になる事もありました。
そこで今回の改正では、発信者情報の開示請求を1つの手続で行うことを可能とする新たな裁判手続を創設し、発信者情報の開示手続を簡単に行うことができるようになります。
誹謗中傷は、会社や個人のブログやSNSへの攻撃が多いのですが、ニュース記事のコメント欄も問題となっていました。
ヤフーは、ニュース配信サービス「ヤフーニュース」のコメント欄に書き込む利用者に対し、携帯電話番号の登録を義務化すると10月18日に発表しました。 
「ヤフコメ」は2007年から提供されたサービスで、ヤフーのニュース記事に対し、ユーザーが意見や感想を自由に書き込めます。役に立つ意見もある中、匿名で書き込めるため不適切な投稿も多く問題となっていました。ヤフーはこれまでも、不適切なコメントを繰り返し投稿したアカウントについては『投稿停止措置』や同じユーザーが、別のアカウントを取得して不適切コメントを投稿するのを防ぐ対策を講じてきましたが、携帯番号登録の義務化でさらに厳しくするようです。
コメント欄の有無は提供サイトによって異なり、産経新聞やテレビ局やスポーツ紙、タブロイド紙などではほとんどの記事でコメント付きで提供されていますが、毎日新聞は基本的にコメントは不可だったり、他社では記事によってコメントがあったりなかったりと様々です。
自由に書き込め、多くの人の目に留まる分、書き込む人は責任をもって意見を述べなければいけませんね。



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