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キャッシュレス決済 [注目ワード]

経済産業省は、キャッシュレス決済比率を2025年までに4割程度にするという目標を掲げ、キャッシュレス決済の推進に取り組んでいます。
2022年のキャッシュレス決済比率は、36.0%だそうです。
その内訳は、クレジットカード30.4%(93.8兆円)、デビットカード1.0%(3.2兆円)、電子マネー2.0%(6.1兆円)、コード決済2.6%(7.9兆円)だそうです。コロナ前から比べるとかなり進んだようですが、韓国94.7%・中国60%・カナダ62%・オーストラリア59%・シンガポール57.6%・スウェーデン48.9%・アメリカ47%・フランス44.8%と、諸外国と比べると日本はまだまだ低く見えます。でも、ドイツ17.9%やイタリアなどのように先進国でも日本より低い国もあります。
キャッシュレス化が進まない原因は国によって二分していて、現金への信頼性が高かったり銀行決済が普及している国と、発展途上国などでキャッシュレスのインフラが普及しておらず現金決済もスムーズに行われていない国です。 
日本は前者で、さらに盗難の少なさや現金を落としても帰ってくる「治安の良さ」やレジ処理が正確で速く、現金取り扱いの煩雑さが少ないこと、ATMが各地にある利便性の高さなどが挙げられています。これだけ現金の良い点が多ければキャッシュレス化が進まないのもしかたなさそうですが、東京都に限れば54.1%とすでに目標を大きくクリアしています。
人手不足の労働力解消や外国人観光客への対応、購入履歴データの活用などのため、さらに普及が進められます。




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