バックアップでデータを守る

Windows10への無償グレードアップ期間も終了し、無事にアップグレードできてほっとされている方も多いと思います。が、パソコンに保存されているデータやWindowsは事故や誤操作により一瞬で消えてしまう可能性もあります。大事な文書や思い出の写真、音楽などを守るため日ごろからバックアップしておきましょう。バックアップとはパソコンに記録したデータや環境を複製することです。正常な状態でバックアップしておけばトラブルの時もバックアップした時点の状態に戻すことができます。windows10になりたての今はちょうどいいタイミングです。「ファイル履歴」は、任意のファイルを複数のバージョンで自動的に差分バックアップしてくれるツールで、まさに過去にさかのぼって、修正または削除される前のファイルを復元できます。選択したフォルダに変更箇所がないかどうかを追跡し、追加や修正があれば、ファイルのバックアップを自動的に取ってくれます。「バックアップと復元（Windows 7）」は、任意のフォルダを定期的にバックアップすることができます。「システムイメージの作成」は、パソコン環境を丸ごとバックアップするものです。起動不能になった場合に備えて修復ディスク用のDVDまたは回復ドライブ用のUSBメモリーも併せて準備しておくとハードディスクが壊れた、パソコンが起動しなくなった場合にも復元できるかもしれません。どのバックアップも、十分な容量がある外付けハードディスクを保存場所にすることが望ましいです。最小限のファイルを手動で短期間だけバックアップする場合は大容量のUSBメモリーやSDカードでもよいでしょう。更新の必要がない長期保存用のバックアップなら、わかりやすく整理したうえで、DVD－R等のディスクに書き込んで保存しましょう。頻繁に更新するならクラウド保存を併用するのもよいです。ぜひパソコンの調子のいい時に、やっておきましょう。

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