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「うるう秒」廃止 [注目ワード]

今年はオリンピックイヤー、うるう年ですが、もっと細かい「うるう秒」が原則2035年まで廃止されることが決まりました。
世界の標準時刻は、高精度な原子時計に基づき決められていますが、地球が1回自転する時間で決まる1日の長さは、海流や大気などの影響で自転速度が不規則に変わるため、徐々に世界標準時とずれが生じます。うるう秒は、ずれを0.9秒以内に補正するため1972年に導入され、過去に計27回、世界一斉に実施されました。時計と地球の自転のずれを調整するのが「うるう秒」です。
しかし、時間調整の失敗によるシステム障害への懸念が国際的に高まり、廃止を求める声が出ていました。うるう秒を追加する度に、コンピューターなどでシステム障害が発生するリスクが高まるからです。
この決議案は、国際度量衡総会での合意も必要ですが、ほとんどの国が賛成しているとされています。また、総務省によると日本を含む多くの国は、システム改修の必要がなく、廃止による影響は限定的だそうです。
技術がもっと進化している2035年以降にまた復活するかもしれませんね。

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